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つみたてNISAは月いくら?金額の決め方と20年後のシミュレーション
「つみたてNISAは月いくらがいいのか」という問いに、万人共通の正解はありません。決め方の順番があるだけです。この記事では、金額を決める手順と、金額ごとに将来どう変わるかの試算を並べます。条件を変えた計算は 積立NISA シミュレーター で行えます。
新NISAの枠を確認する
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 年間の投資上限 | 120万円(月10万円) | 240万円 |
| 主な対象 | 長期・積立・分散に適した投資信託 | 上場株式・投資信託など |
| 併用 | 両方あわせて年間360万円まで | |
| 生涯投資枠 | 合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで) | |
NISA口座での運用益は非課税です。課税口座なら運用益におよそ20%(所得税・復興特別所得税・住民税)がかかるため、同じ利回りでも手元に残る金額が変わります。また、売却した分の非課税枠は、買ったときの価格ベースで翌年に復活します。
金額を決める順番
- 生活防衛資金を確保する:生活費の3〜6か月分は現金で置いておく。ここに手をつけずに済む金額が、積立に回せる上限です
- 高金利の借入を先に返す:カードローンやリボ払い(年率15%前後)がある場合、運用より返済のほうが確実に有利です(リボ払い 返済計算)
- 5年以内に使う予定のお金を除く:住宅の頭金や車の購入資金は、値動きのある商品に置かないのが原則です
- 残った中から、続けられる額を決める:無理をして途中でやめるより、少額でも続けるほうが結果につながります
金額別・20年後の試算(年利5%の場合)
| 毎月の積立額 | 元本合計 | 20年後の資産(概算) | 運用益 |
|---|---|---|---|
| 1万円 | 240万円 | 約411万円 | 約171万円 |
| 3万円 | 720万円 | 約1,233万円 | 約513万円 |
| 5万円 | 1,200万円 | 約2,055万円 | 約855万円 |
| 10万円 | 2,400万円 | 約4,110万円 | 約1,710万円 |
※ 毎月一定額を一定利回りで運用した場合の理論値です。信託報酬などのコストは含んでいません。
利回りが変わるとどうなるか(月3万円の場合)
| 想定利回り | 10年後 | 20年後 |
|---|---|---|
| 3% | 約419万円 | 約985万円 |
| 5% | 約465万円 | 約1,233万円 |
| 7% | 約519万円 | 約1,562万円 |
10年時点では利回りによる差は100万円ほどですが、20年では600万円近くまで開きます。複利の効果は後半に集中するため、金額を増やすことより、長く続けることのほうが効きます。
途中で相場が下がったら
積立を続けている間の下落は、同じ金額でより多くの口数を買えるという意味を持ちます。長期の積立では、下落局面で買い続けられたかどうかが最終的な結果を左右します。
とはいえ、下がっている最中に淡々と続けるのは簡単ではありません。だからこそ、最初に決める金額を「下がっても止めずに続けられる額」にしておくことが大切です。
始める前に確認しておきたいこと
- 信託報酬:年率0.1%台の低コストなインデックスファンドが選択肢になります。コストは確実に引かれる費用です
- 分散:全世界株式や先進国株式など、1本で広く分散される商品が扱いやすい選択です
- 引き落とし日:給料日直後に設定すると、使う前に積立に回せます
- 増額のタイミング:昇給やボーナスのときに見直すと、生活水準を上げずに積立を増やせます
まとめ
- 金額は「生活防衛資金を確保したうえで、続けられる額」から決める
- 高金利の借入がある場合は、返済が先
- 効くのは利回りより年数。早く始めて長く続ける
- 下落時に止めない額にしておくことが、結果的にいちばん効く
※ 投資信託は値動きする商品であり、元本割れの可能性があります。本記事は特定の金融商品を推奨するものではありません。制度の最新の内容は金融庁や金融機関の公式情報をご確認ください。
金額と年数を変えた試算は 積立NISA シミュレーター、複利の効き方だけを確認したい場合は 複利計算 をお使いください。
