Webページやドキュメントで「©」「→」「±」などの特殊文字を使いたいとき、キーボードから直接入力できないケースが多くあります。このツールは140種以上の特殊文字を「文字そのもの」「HTML実体参照」「Unicodeコードポイント」の3形式でコピーできます。カテゴリ検索とキーワード検索を使い分けて目的の記号をすぐに見つけられます。
特殊文字とは — キーボードにない文字の種類と使い道
特殊文字(special characters)とは、通常のキーボードから直接入力できない文字や記号の総称です。アルファベット・数字・一般的な句読点以外のすべての文字が含まれ、著作権表示の「©」、商標の「™」、矢印の「→」、数学の「∑」、通貨の「€」などが代表例です。
特殊文字が必要になる場面は大きく3つあります。第1に、HTMLやCSSの中で意味を持つ文字(< > & 等)をそのままページに表示したいとき。第2に、プレスリリース・法的文書・技術文書など文字の意味が正確に伝わる必要があるとき。第3に、SNSのプロフィールや記事の装飾として使いたいときです。
特殊文字はUnicodeという国際規格で管理されており、世界中のすべての文字に一意の番号(コードポイント)が割り当てられています。著作権マーク「©」のコードポイントは U+00A9 です。現代のWebブラウザはすべてUnicodeに対応しているため、どの記号も正しく表示されます。
特殊文字をWebページに表示する方法は主に3つあります。①文字をそのままUTF-8で記述する(最もシンプル)、②HTML実体参照(named entity / numeric character reference)で記述する、③JavaScriptで動的に生成する方法です。HTMLの < > & はHTML構文と衝突するため、実体参照で記述することが推奨されます。それ以外の記号は、UTF-8で書いてもHTML実体参照で書いても表示結果は同じです。
HTMLで記号を表示する「実体参照」の書き方
HTML実体参照(HTML character entity)とは、特殊文字をHTMLソースコード内で安全に表記するための書き方です。「&名前;」の形式(名前付き実体参照)と「&#コードポイント;」または「&#xHEX;」の形式(数値実体参照)の2種類があります。
たとえば「©」は © と書くことができます。「<」は < を表示し、「&」は & を表示します。HTMLタグと衝突する文字は必ず実体参照で書く必要があります。それ以外の記号(矢印・数学記号など)は文字をそのまま書いてもUTF-8なら正しく表示されますが、実体参照で書くと意図が明確になります。
| 文字 | 名前付き実体参照 | 数値実体参照(16進) | 用途 |
|---|---|---|---|
| < | < | < | HTML構文との衝突を避ける |
| > | > | > | HTML構文との衝突を避ける |
| & | & | & | HTML構文との衝突を避ける |
| " | " | " | 属性値内でのダブルクォート |
| © | © | © | 著作権表示 |
| ® | ® | ® | 登録商標 |
| ™ | ™ | ™ | 商標 |
| € | € | € | ユーロ通貨 |
| → | → | → | 右矢印 |
| ± | ± | ± | プラスマイナス |
よく使う記号カテゴリ別の一覧
特殊文字は用途別にカテゴリが分かれています。目的のカテゴリを知っておくとツールから素早く見つけられます。
- 約物・記号:著作権©・商標™・セクション§・度記号°・米印※・パーミル‰など。法的文書・技術文書でよく使う
- 矢印:← → ↑ ↓ ↔ ⇒ ⬆ など方向を示す記号。プレゼン・フローチャート・UIデザインに必須
- 数学記号:±(プラスマイナス)× ÷ ≠ ≤ ≥ √ ∑ ∞ π ∈ ∩ など。数式・技術文書・プログラミングのコメントに使用
- 通貨記号:¥ $ € £ ₩ ₿ など世界の通貨。国際的な価格表示・金融文書に必要
- 引用符・括弧:「」『』【】「英語引用符」« »など。日本語文書の見た目を整えるのに有効
Unicodeコードポイントの読み方と直接入力の方法
UnicodeコードポイントはU+から始まる16進数で表現されます。たとえば「©」はU+00A9、「→」はU+2192、「€」はU+20ACです。このツールでは各記号にカーソルを合わせるとコードポイントが表示され、「Unicode」モードを選ぶとU+XXXX形式でコピーできます。
Windowsでは特定の記号をAlt+テンキーの組み合わせで入力できます(例:Alt+0169 で©)。ただしすべての記号に対応しているわけではなく、日本語入力のIMEで変換する方法(©→「こぴーらいと」や「まるしー」で変換)も使えます。Macでは Option キーとの組み合わせで入力する記号が多くあります(Option+G で©、Option+2 で™)。
プログラミング言語では、文字列リテラル内でコードポイントを\u00A9のように書いて表現できます(JavaScript / Python / Java等)。CSSでは content プロパティで \00A9 と書くことで記号を挿入できます。
※ 「文字のみ」モードでコピーした場合、フォントによっては文字が表示されないことがあります。主要なシステムフォント(Noto Sans、Segoe UI、ヒラギノ等)では対応しています。
※ HTML実体参照の「名前付き参照」(© など)はHTML5で定義されたものです。XML文書では © は使えず、© の数値参照を使う必要があります。
よくある質問
Q 「©」をHTMLに書くとき文字をそのまま入れていいですか?
はい、UTF-8エンコードのHTMLなら © をそのまま書いても問題ありません。© と書いても表示結果は同じです。ただし、HTMLの < > & は構文と衝突するため必ず < > & で書く必要があります。
Q HTML実体参照の名前は大文字・小文字を区別しますか?
はい、HTML5では大文字・小文字が区別されます。© は正しいですが © は動作しない場合があります。数値参照(©)は大文字・小文字の区別がなく、© も © も同じです。
Q このツールの記号はどのくらいの種類がありますか?
約物・矢印・数学記号・通貨記号・引用符の5カテゴリで合計140種以上を収録しています。カテゴリタブで絞り込むか、キーワード検索で「矢印」「チェック」「ユーロ」などと入力して素早く見つけられます。
Q CSSの content プロパティで特殊文字を使うにはどうしますか?
CSS の content プロパティでは Unicode のコードポイントを \記号 の形式で書きます。例えば著作権マーク© は content: '\00A9'; と書きます。このツールで「Unicode」モードを選んでコピーし、先頭の「U+」を「\」に置き換えると使えます。
